1985-12-11 第103回国会 衆議院 法務委員会 第4号
来年四月に天皇御在位六十年の祝賀式典が挙行されるわけでございまして、この祝賀行事に寄せて死刑囚平沢貞通に対する恩赦による救済ができないものだろうか、少なくとも検討してもよい問題じゃないのだろうかなと考えますので、その点について初めにお尋ねいたします。
来年四月に天皇御在位六十年の祝賀式典が挙行されるわけでございまして、この祝賀行事に寄せて死刑囚平沢貞通に対する恩赦による救済ができないものだろうか、少なくとも検討してもよい問題じゃないのだろうかなと考えますので、その点について初めにお尋ねいたします。
初めに、私は、このほど話題のかまびすしくしておりますいわゆる帝銀事件の死刑囚平沢貞通をめぐる死刑の刑の時効ということにつきましてお伺いしてみたいと思います。
○井上(一)委員 帝銀事件の死刑囚平沢貞通元被告の人身保護請求に関して準備調査が行われているわけであります。近い将来判決が出るというわけでありますけれども、もし請求が却下された場合、大臣は、死刑執行の署名を歴代の大臣がなされなかったように署名をなされないのか、あるいは死刑執行の署名をされるのか、大臣の素直な御意見、お考えを聞かしていただきたいと思います。
これと関連しまして、岡原元最高裁長官が、この五月で死刑確定から三十年を迎える帝銀事件の死刑囚平沢貞通元被告に対して、今さら死刑の執行はできないであろうという認識のもとに「三十年経過後、時効完成として釈放することも考え得る。」ことし一月号の「法令ニュース」でこう述べている。わけてあります。
○猪俣委員 法務大臣にお尋ねいたしますが、一つは死刑囚平沢貞通に関する件であります。これは前にやはり大臣の所見をお述べいただいた問題でありますが、平沢は中央更生保護審査会に対して仮釈放の申請をいたしておりましたところ、最近却下せられたわけであります。